広告枠を押さえるということ

電通がなぜ強いのかを考えると、民放という仕組みを作ったのが電通であったということに尽きると思う。正確には民放ラジオを作ったのが電通で、テレビは読売が最初の民放だけれども。

だが誰が何と云おうと、今日の民間放送体制を作りあげたのは電通だ。電通以外の何者でもない。

電通を育てた“広告の鬼”吉田秀雄

民放という広告を掲示する体制を作り、そこの広告枠を大きく押さえることで、有限な資産をコントロールしてきたわけで、テレビ局が有限な資産である電波を押さえることで大きな利益を上げたのと同じ事なわけですよね。電波という資産の価値が、インターネットの出現によって相対的に下がり、それに伴いTV広告枠の価値も下がってしまった。だからテレビも代理店も売り上げが落ちてる。

GoogleAdWordsという仕組みを作り、キーワードという広告枠を作り出した。キーワードはある意味有限(金をかけて上位に出ないとクリックされない)なものだが、市場原理が導入され、特定業者(Google除く)が独占できないものになった。
ちょっと前に、「アドワーズの一番いい枠を押さえたいんですけど」という話があって笑ったという記事があったけど、枠が押さえられない広告っていうのは、少なくとも日本の広告においては、下克上に近い出来事だったんだと思う。

でも、AdWords以前の広告ならば、クリエイティブとかでリーチを伸ばしたりとか、そういう余地があったのに、AdWordsになってSEOとかキーワード選択とか、そういうクリエイティブとは関係ないところでいっぱいがんばらないといけなくなってきたのは、いいのか悪いのか。いやキーワード広告とサーチで話を混同しているとか、リーチの手段は他になくね?とか、そういうのはおいといても。


って上記はなんというか周回遅れの議論ですが、何となくわかったようなわかんなかったようなことを文章にはき出しておきました。
検索連動広告時代のクリエイティブってなんなんだろうね。